読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ふがいない僕は空を見た

わたしの図書室が近所にあります。

図書館より小さな公民館の一角にある本コーナーです。


そこだけ、今の部屋に住んで満足している唯一の場所です。


小さいながら、新刊が揃っていて、本の数も少ないから選びやすい。


何よりタダなのが嬉しい。


今回借りて、久しぶりに面白かったのが

ふがいない僕は空を見た


https://www.amazon.co.jp/ふがいない僕は空を見た-新潮文庫-窪-美澄/dp/4101391416


内容

高校一年の斉藤くんは、年上の主婦と週に何度かセックスしている。やがて、彼女への気持ちが性欲だけではなくなってきたことに気づくのだが―。姑に不妊治療をせまられる女性。ぼけた祖母と二人で暮らす高校生。助産院を営みながら、女手一つで息子を育てる母親。それぞれが抱える生きることの痛みと喜びを鮮やかに写し取った連作長編。R‐18文学賞大賞、山本周五郎賞W受賞作。


参照:Amazon


R-18ということを知らずに電車で読んだので、内容周りにバレたらヤバイ…というような、男子中学生のような気持ちで読みました。

わたしは、主人公が章ごとで変わる作品が好きだ。それぞれの目線で語られるところや、一人一人が人生の主役で目立たない人間にも光が当たるのが好きだからだ。


私は福田君という、「ぼけた祖母と二人で暮らす高校生。」の話が良かった。

団地暮らしの福田君はお父さんが幼い頃に借金で自殺。母親は男と暮らし、祖母は認知症という境遇。ギリギリの生活と人生を諦めていた。

福田君たちが通う高校は、三流高校。

そんな中、コンビニのバイトの20代後半の訳あり元塾講師に勉強を教えてもらう事になり、大学という切り札があれば、人生変えられるという光を見せてもらう。しかし…


簡単なあらすじはこんな感じだけど、もっと深い話だ。

貧富の差や産まれた境遇。

生と性。

それぞれが抱える光や闇。


そんなものが感じられる作品だ。

ちなみに、福田君を映画で演じているのが、窪田君。窪田君わりとすきです。


良かったら読んで見てください。